トップメッセージ

株主・投資家の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

第79期上半期(2025年4月1日から2025年9月30日まで)の事業概況につきましてご報告申し上げます。

当社グループは、第13次中期経営計画(2022年4月~2026年3月)において、経営理念の下、Innovationに積極的に取組み、持続的成長を目指し、「お客さま、社会のニーズに応える事業基盤の強化」、「安全・品質の確保と施工力強化」、「人財の確保・育成と働き方改革の推進」、「DX推進等による生産性・収益性向上」、「ガバナンスの確保」、「SDGsへの取組み」の6項目を重点方針として取り組んでおります。

この結果、当上半期の連結業績は、内線工事部門において中止となっていたインドネシアの大型工事が再開したことや、電力工事部門において大型送電線工事を受注したことなどにより、受注高は281億79百万円(前年同期比4.6%増)、マレーシアにおけるデータセンター及び半導体工場の工事などの進捗が順調に推移し、売上高は282億3百万円(前年同期比1.8%増)となりました。

利益面では、原価低減に努めた結果、大型工事において売上総利益が増加して営業利益は11億78百万円(前年同期比76.7%増)となりました。受取地代家賃が例年通り堅調に推移したことに加え持分法による投資利益1億53百万円の計上もあり、経常利益は15億34百万円(前年同期比60.7%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は11億96百万円(前年同期比197.9%増)となりました。

今後の日本経済の見通しにつきましては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えると期待されますが、資材調達の価格高騰や急激な円安の進行等、景気の下振れリスクに十分注意する必要もあります。

当社グループはこのような状況のもと、経営環境の変化に対応しつつ、第13次中期経営計画の達成に向けて鋭意努力してまいります。

株主・投資家の皆さまにおかれましては、今後とも格別のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2025年12月
代表取締役社長 八幡 信孝